恥ずかしさは“ダメな自分”の証じゃない

「わたしの足あと」

それは、あなたが成長できるサインかもしれない。

人それぞれの価値観は、生まれ育った環境の中で少しずつ形づくられていきます。
親の影響はとくに大きくて、
朝の習慣や食事の作法といった“所作”だけでなく、
ものの考え方にも影響が出てきます。

だからこそ、誰かに
「それっておかしいよ?」
と指摘されたとき、胸の奥で“恥ずかしさ”がひゅっと動くことがあります。

今日は、その“恥ずかしさ”についてお話ししたいと思います。

恥ずかしさはどこからやってくるのか?

これまで「これでいい」と思っていた行動や考え方が、
他の人から見ると「違う」と言われた瞬間、
まるで自分自身が否定されたように感じてしまうことがあります。

プライドが傷ついたり、
人と違うことに敏感な人ほど、その感覚は強く出るかもしれません。

でもね—
恥ずかしさを感じるということは、それだけ“あなたの価値観を持っている”ということなんです。

だから恥ずかしいと思うこと自体は、とても自然なこと。

私自身も、恥ずかしさで顔が赤くなるたび、
その“赤くなる自分”が恥ずかしくて、さらに苦しくなる……
そんなコンプレックスを抱えていた時期があります。

🌿 価値観はみんな違うからこそ、恥ずかしさは「新しい情報」

指摘された内容にもよりますが、
マナーだって文化や地域、家庭環境によって変わります。

つまり、
誰が正しい・誰が間違っている、という絶対的なものではない のです。

だからこそ、
誰かに指摘されたときの恥ずかしさを
「自分がダメだ」と感じる材料にするのではなく、

“あ、こんな考え方もあるんだ” と新しい情報として受け取る

そんな心の余白を持っておくと、ずいぶん生きやすくなります。

🌿 恥ずかしさを隠すために “素直さ” を失うともったいない

ただし、恥ずかしさを感じたとき、
プライドを守ろうとして無意識に“気づかないふり”をしてしまうことがあります。

たとえば誰かが
「こうするともっと良くなるよ」
とアドバイスしてくれたときに、

「あ~でも私はこのほうがやりやすいから」と
すぐに閉じてしまうことってありませんか?

その瞬間、自分自身で壁を作ってしまい、
本当なら受け取れるはずの情報や、楽になれる方法を逃してしまうことがあります。

そして後になって、
「そんなやり方があるなら早く言ってよ」
なんて言われてしまうこともあるけれど……
実は“前に言っていた”ことも少なくありません。

🌸最後に

恥ずかしさは、人としてごく自然な感情です。
恥ずかしさを責めないで、“未来の自分の味方”にする。

だからこそ、
その恥ずかしさを「マイナスのサイン」として扱うのではなく、
“新しい気づきのサイン”として受け入れてみる。

この少しの意識の差で、
心の軽さが大きく変わっていきます。

恥ずかしさを感じるあなたは、人間らしくてあたたかい。
その気持ちと上手につき合っていけば、もっと生きやすくなるはずです🌿

今日もあなたの心が、
少しやわらかくなりますように🍃

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