感情は、その人の「背景」を連れてくるー怒りの奥には、見えない理由がある

「わたしの足あと」

☝️これは、ある出来事をきっかけにした感情の考察です。

イライラしていると、沸点が変わる不思議

私たちは日々の生活の中で、さまざまな出来事を体験しています。
そしてそのときに感じる感情は、実はいつも同じではありません。

たとえば、体調のいい日は
子どものおしゃべりを笑顔で聞けるのに、
頭痛がひどい日には、その声さえつらく感じてしまう。

同じ出来事でも、
自分の状態によって感情は大きく変わります。

それは体調だけではありません。
職場で嫌なことがあってイライラしているとき、
周りの刺激がいつも以上に不快に感じ、
怒りが湧いてくることもあります。

うれしいときは、幸せを何倍にも感じられるのに、
つらいときは、その感度がぐっと下がってしまう。
いつも平穏でいたいと思っても、
なかなかそうはいかない日もありますよね。


🌿ある出来事

終電間近の電車での出来事です。

60代後半くらいと思われる男性が、
椅子に体をずらし、足を投げ出して座っていました。
お酒に酔っている様子で、
誰に向けるでもなく文句を言い、時折大きな怒声をあげていました。

危害を加えるわけではありませんが、
その場にいた乗客が気持ちよくいられる状況ではなかったと思います。

駅に到着しそうになったとき、
ひとりの青年がその男性に近づき、
「うるさい。みんなに迷惑や」と言って、
電車から降りるよう促しました。

すると男性は怒り、
青年の胸倉をつかみ、
二人はホームに降り立ちました。
走り去る電車の窓から見えたのは、
青年が殴られている姿でした。


🌿感情の裏にある背景

この話は、
「酔っている人には声をかけないほうがいい」
という教訓を伝えたいわけではありません。

私が考えたのは、
その男性がそこまで酔って、くだを巻くほどの背景です。

はけ口のない怒り。
誰にも聞いてもらえないつらさ。
そこに青年の言葉が重なり、
怒りが爆発してしまったのかもしれません。

一方で青年も、
正義感から行動したのかもしれません。
ただ、介抱ではなく
「排除する形」になってしまったとも考えられます。

どちらが正しい、間違っている、
そういう話ではありません。


🌸最後に

だらしなく座っている。
怒鳴っている。
うるさい。

そうした表面だけを見て、
怪訝な目を向けてしまうのは、
少し寂しいことだな、と感じました。

人の感情は、
体調や出来事、気分など
さまざまな影響を受けています。

もし怒りを覚えたとき、
「今の私は疲れていないかな」
「何かに影響されていないかな」
そんなふうに立ち止まれたら、
ほんの少し冷静になれるかもしれません。

今日もあなたの心が、
少しやわらかくなりますように🍃

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