「もうどうでもいいい」ーそんな夜がありました。
どうせ私なんて、がんばっても報われないー。
そんな気持ちになったことありませんか?
頑張るほど苦しくて、気づけば「やぶれかぶれ」になっていた。
あの頃の私は、いくつもの責任や不安に押しつぶされそうで
「なんとかしなきゃ」という焦りだけで動いていました。
お金の不安、孤独、誰にも助けを求められない現実。
そんなとき、「ここならすぐに何とかなるかもしれない」と思える選択肢が・・・。
そんな夜がありました。
“心が壊れたまま”選んだ道
それは“悪いこと”ではなかったけれど、
“心が壊れたまま”選んだその道で、私はますます自分を見失っていきました。
そこでは、嫉妬や競争、優しさや孤独ー
いろんな人の”生き方”が渦のように混ざっていて
一瞬、手に入ったものもあったけれど、
代わりに心がどんどんすり減っていった。
「もう少しちゃんと自分を大事にできていたら」
そう思う瞬間が、何度もありました。
道を変えた瞬間
私は、その一歩を踏み入れたんです。
ですが、だんだんその場所にいることに違和感を感じて。
心が置き去りのまま、何かを追いかけてるような感覚がありました。
苦しくなってきて、「ここではないのかな?」と自分の声に耳を傾けたんです。
自分が求めているものは何か?
この苦しさの原因は何か。
そう自分に問いかけながら、少しずつ本当の気持ちを見つめ直していきました。
そして、「違う」とそこで方向転換をしたんです。
流されるのではなく、「自分の軸で生きたい」と思えた瞬間でした。
あのままもし流されていたら、今の私はきっといなかった。
心が弱っているときほど、「今すぐの正解」を求めたくなります。
でも、本当の答えは”急がなくていい場所”にあるんです。
遠回りで見つけたこと
いま振り返ると、
私に本当に必要だったのは「お金」ではなく
「じっと、今の苦境から抜け出す”機を待つ”こと」だったのではないかと思います。
遠回りしたけれど、その道を通ったからこそ
「やぶれかぶれの先には幸せはない」と心から言えるようになりました。
今となっては、その経験のすべてが私にとって人生の宝です。
生きるとは、きっと”経験していくこと”なのだと思えます。
それでも、あの頃についた小さな傷や、ふとよみがえる後悔が
まったく消えるわけではありません。
けれど、今ではその痛みさえも
“私が確かに生きてきた証”だと感じられるようになりました。
今、苦しさの中にいるあなたへ
今、どうしようもなく苦しくて
「もうどうでもいい」と思っているあなたへ。
逃げてもいい。
泣いてもいいし、立ち止まってもいい。
それほどまでに、今は本当に苦しいのだから。
でも、どうか諦めないでください。
やぶれかぶれになって、突っ走らないでください。
苦しさの中にいるときでも
あなたの中には、まだ小さな”希望の灯”が残っています。
消えかけた灯でも、また灯せる日が必ず来るから。
あとがき
あの頃の私は、どうしようもなく苦しくて
「もうどうにでもなれ」と思っていました。
でも、時間がたって振り返ると
あの夜があったからこそ、いまの私がいます。
もし、同じように立ち止まっている人がいたらー
この文章が、あなたの中の小さな灯りを思いだす
きっかけになりますように
🌿きゅう


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