心がふっと空っぽになるとき

「心との向き合い方」

🪶 なにをする気も起きなくて、もやもやしているあなたへ

「やったー!終わったー!」
大きな目標を達成したとき、私たちは幸せな達成感に包まれます。
それまで我慢していたこと、後回しにしていたことを解き放ち、ようやく自由に過ごせる瞬間です。

これまでずっと頑張ってきた自分へのご褒美として、
旅行に出かけたり、友人と会ったり、お酒を飲んだり映画を観たり——
思いきり楽しむ時間を過ごすのは、とても自然なこと。

けれど、そんな喜びの時間がしばらく続いたあと、ふと気づくことがあります。
なぜか何もする気が起きない。
出かけるのもおっくうで、本を読もうとしても集中できない。
「これって燃え尽き症候群…?」と不安になる人もいるでしょう。

でもね、まず伝えたいことがあります。


🌿 それだけ、あなたは頑張ってきたんです。

今、なにもする気が起きないのは「怠けているから」でも「やる気がなくなったから」でもありません。
それは、脳も体も“全力を出し切ったあと”だから

疲れていても自分を奮い立たせ、集中して走り続けたあなた。
その頑張りの分だけ、今は静かにエネルギーを回復させようとしているのです。

だから、無理に気分を盛り上げようとしなくていいし、
ついていけない自分を責める必要なんて、ひとつもありません。


☀️ 喜びが大きすぎて「心のしきい値」が変わっただけかもしれません

もうひとつ、よくあるのが「達成の喜びが大きすぎて、ほかのことでは心が動きにくくなる」こと。
大きな山を登りきった後のように、どんな景色も少し淡く見えてしまうのです。

それは決して異常ではなく、心が新しいリズムを取り戻している途中。
“燃え尽きた”のではなく、ただ「静けさが必要な時期」にいるだけです。


🌱 今は「無気力な自分」をそのまま受け入れて

なにもしたくない時間も、ちゃんと意味があります。
それは、これまで頑張り続けたあなたへの休息のギフト。

その時間の中で、少しずつエネルギーが満ちていくと、
また自然と「これをやってみたい」という気持ちが顔を出します。それまでは、なにもできない自分を責めずに、
「ここまでよくやったね」とやさしく声をかけてあげてくださいね🌿

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